乳房雲(ちぶさぐも、にゅうぼうぐも、にゅうぼううん、英語: mammatus、ラテン語学術名:mamma、略号:mam)は、雲の分類において部分的に特徴のある雲(副変種)の1つ。雲底からたくさんの丸みのあるこぶが垂れ下がっている状態。巻雲、巻積雲、高積雲、高層雲、層積雲、積乱雲に現れる。
学術名はラテン語の"mamma"(「乳房、胸」を意味する)にちなむ。
乳房雲は、雲の内部で生じた対流などに起因して、雲底付近で下降気流や渦流が発生している時に発生する雲である。形を変えやすく、長くても1時間程度で消えてしまう。乳房雲がみられたとき、とくに乳房雲が消えた後に、強い雨に注意が必要とされる。なお、積乱雲の乳房雲はその進行方向側に現れる傾向がある。
ギャラリー
出典
![夕焼けの空に現れた乳房雲の写真素材 [218498041] イメージマート](https://mpreview.aflo.com/OsrNj0ssnJW0/afloimagemart_218498041.jpg)



