猿丸神社(さるまるじんじゃ)は、京都府綴喜郡宇治田原町にある神社。社格は旧無格社。瘤取り(がん封じ)の効験あらたかと喧伝されており、近畿一円から参詣者が訪れる。

祭神

  • 猿丸大夫

歴史

創建年代等については不詳であるが、正保2年(1645年)に社殿が再建されたと伝えられる。「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき」の歌で 有名な猿丸大夫(さるまるだゆう)は古来、歌道の神として崇められ、その徳を慕う多くの文人墨客がこの地を訪ね崇敬した。近世に入り、瘤取りの神、癌封じの神として信仰されている。

行事

  • 例祭(4月13日・9月13日)
  • 火焚き祭(6月13日・12月13日)
  • 縁日(毎月13日)

その他

井沢元彦が江戸川乱歩賞を受賞した小説、『猿丸幻視行』の舞台であり、この小説を読んで来る人もいる。

アクセス

  • JR奈良線宇治駅・京阪宇治駅・近鉄新田辺駅より京都京阪バスの宇治田原町方面の便(維中前・緑苑坂・工業団地・奥山田正寿院口行き)に乗車し、長山口停留所より北東へ徒歩37分(維中前止りの便の場合は同停留所より徒歩45分)。維中前停留所にはタクシーが待機していることが多く、待機していない場合も電話で呼び出しができる。
    • 例祭の開催される毎月13日は、維中前停留所より臨時バスが運行される(1時間に1~2便)。
    • 維中前停留所からは宇治田原町の町営バスも運行されている(1日5往復、運賃無料、全区間自由乗降、土日祝、お盆、年末年始などは運休)。「北ルート」にて終点の禅定寺停留所下車後、東へ徒歩10分。

脚注

出典

稲田浩二;小沢俊夫編 「こぶとり爺じじい」「日本昔話通観」9巻 47頁 同朋舎1998年

関敬吾 「日本昔話大成」 4巻 194頁 岩波文庫

稲田浩二;稲田和子編 「こぶとり爺じい」「日本昔話百選」130-135頁 講談社 1971年

外部リンク

 

  • 猿丸神社(さるまるじんじゃ) | 宇治田原町 観光情報サイト

個別「『猿丸神社』京都府宇治田原町」の写真、画像 toonii's fotolife

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