ホテル阪急エキスポパーク(ホテルはんきゅうエキスポパーク)は、大阪府吹田市にかつて存在した阪急阪神グループのホテルである。旧称は「ホテルオオサカサンパレス」。建物は万博記念公園内の大阪モノレール万博記念公園駅そばに所在する。
概要
勤労者福祉施設として建設
雇用保険事業として整備された勤労者福祉施設のひとつ、大阪勤労者職業福祉センター「大阪サンパレス」として開業。財団法人日本万国博覧会記念協会が用地を所有し、雇用促進事業団が施設を設置した。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造で、ホテルが地上7階・地下1階建て、会館が地上3階・地下1階建て。宿泊施設のほか、音楽スタジオ、会議室、宴会場、ホール、フィットネススタジオ、屋内プールを備えていた。
大阪勤労者職業福祉センター「大阪サンパレス」時代の施設概要は以下のとおり。
- ホテル:地下1階・地上7階建て、会館:地下1階・地上3階建て
- 敷地面積:8,215m2
- 延床面積:29,250m2
- 施設内容:宿泊施設、音楽スタジオ、会議室、宴会場、ホール、フィットネススタジオ、屋内プール
その後、政府は勤労福祉施設の廃止・譲渡を決定。大阪勤労者職業福祉センターは、大阪府の外郭団体である財団法人大阪勤労者職業福祉センターへ1990年(平成2年)3月に譲渡された上で、「ホテルオオサカサンパレス」として開業した。
阪急阪神ホテルズによる経営
しかし最終的には経営に行き詰まったため、2004年4月1日に第一阪急ホテルズ(現:阪急阪神ホテルズ)により「ホテル阪急エキスポパーク」としてリニューアルオープンした。
阪急阪神ホテルズは2019年7月1日、賃貸借契約が満了することを理由に、2020年2月29日をもって「ホテル阪急エキスポパーク」を営業終了することを発表。予定どおり2020年2月29日をもって営業終了した。
跡地利用
2019年9月17日、大阪府は跡地に多目的アリーナ施設を整備する計画を発表。2025年日本国際博覧会(大阪万博)までの開業を予定するとし、吉村洋文大阪府知事は「横浜アリーナより大きい施設にしたい」と記者会見で抱負を語った。
2021年現在、大阪府が事業主体となる「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」として計画が進められている。
アクセス
- 鉄道:大阪モノレール万博記念公園駅より徒歩5分
- ホテル付近に阪急バス「ホテル阪急エキスポパーク前」停留所も存在したが、営業終了により2020年7月16日に廃止された。
- 自動車:万博記念公園の外周道路(大阪府道1号茨木摂津線)
関連項目
- 勤労者福祉施設
- 阪急阪神ホテルズ
- 万博記念公園
脚注
外部リンク
- ホテル阪急エキスポパーク - ウェイバックマシン(2019年10月1日アーカイブ分)
- ホテル阪急エキスポパーク - エクスペディア
- 勤労者福祉施設の譲渡について 委託対象施設一覧 - 厚生労働省



