NHK富山放送局(エヌエイチケイとやまほうそうきょく)は、富山県を放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地域放送局。テレビとラジオで県域放送を行っている。
現在の放送会館には1階に170インチの8Kモニターやマスコットキャラクターとおかあさんといっしょのキャラクターの記念撮影コーナーなどを備えた「ハートプラザ」を設けている。
放送局データ
- 出典
AMラジオ放送概要
FMラジオ放送概要
- 親局(呉羽) 81.5MHz JOIG-FM
- 宇奈月 84.9MHz
デジタルテレビ放送概要
- 親局(呉羽)
- 総合テレビ 27ch(UHF) JOIG-DTV(リモコンキーID・3)
- Eテレ 24ch(UHF) JOIC-DTV(リモコンキーID・2)
- 中継局(総合、教育の順)
- 宇奈月 48 49
- 宇奈月大原 27 24
- 大山小見 36 30
- 細入 36 30
- 細入猪谷 27 24
- 高岡二上 36 37
- 氷見 27 24
- 氷見論田 27 24
- 福光 39 30
- 総合テレビのリモコンキーIDは原則として「1」であるが、富山県ではかつてのアナログ放送の親局が1chの日本テレビ系列の北日本放送に割り当てられたため、NHK富山にはかつてのアナログの親局チャンネルでもある「3」が割り当てられた。
アナログテレビ放送概要
以下は2011年7月24日の12時で終了した時点のもの。
- 親局
- 総合テレビ 3ch JOIG-TV(富山局)
- 教育テレビ 10ch JOIC-TV(富山局)
- 中継局
- 宇奈月 40 42
- 宇奈月大原 8 12
- 新川 62(総合のみ)
- 上市 40 42
- 大山小見 51 49
- 大沢野 59 61
- 細入 51 49
- 細入猪谷 43 45
- 八尾小長谷 59 61
- 氷見 53 51
- 氷見論田 43 45
- 福光 54 52
- 利賀 4 8
- 越中平 2 11
- 上平 47 49
- 上平赤尾 60 62
- 高岡二上 54 56
- 高岡矢田 59 61
- 高岡万葉 48 46
- 小矢部 45 47
沿革
- 1935年(昭和10年)12月13日 - 新総曲輪に社団法人日本放送協会富山放送局開局、ラジオ第1放送開始(呼出符号:JOIG)。
- 1945年(昭和20年)8月1日 - 富山大空襲が発生したが、局舎は焼け残る。
- 1949年(昭和24年)1月3日 - ラジオ第2放送開始。
- 1950年(昭和25年)6月1日 - 放送法施行に伴い社団法人日本放送協会が解散。特殊法人としての日本放送協会が設立され一切の権利義務を継承。
- 1951年(昭和26年)11月2日 - 同年11月6日まで、富山市商工奨励館でテレビを富山県内初公開する。
- 1958年(昭和33年)10月15日 - 総合テレビ放送開始。
- 1961年(昭和36年)4月1日 - 教育テレビ放送開始。同時に豊田ラジオ送信所(無人局)運用開始。
- 1962年(昭和37年)7月22日 - 総合テレビ、カラー放送開始。
- 1964年(昭和39年)
- 4月1日 - 教育テレビ、カラー放送開始。
- 7月1日 - FM実用化試験放送開始(本放送は1969年(昭和44年)3月1日)。
- 1966年(昭和41年)3月25日 - 呉羽山のテレビ送信所が無人化される。
- 1967年(昭和42年)3月20日 - 新総曲輪の二代目の局舎が完成。
- 1985年(昭和60年)3月1日 - 総合テレビ、音声多重放送を開始。
- 1986年(昭和61年) - 文字放送開始。
- 1991年(平成3年)
- 3月21日 - 教育テレビ、音声多重放送を開始。
- 8月3日 - 局舎を改修。
- 2004年(平成16年)10月1日 - 総合・教育テレビ、地上デジタル放送開始。
- 2009年(平成21年)11月25日 - 「宇奈月大原」・「細入猪谷」の両デジタル中継局開局。これにより富山県内でのデジタル中継局の整備が完了(参考リンク)。
- 2011年(平成23年)7月24日 - 正午でアナログ放送終了。翌7月25日の0時で完全停波。
- 2022年(令和4年)
- 2月14日 - 富山中央警察署の旧庁舎跡地である富山市新桜町4番8号に新放送会館(地上3階建て鉄筋コンクリート造り、高さは鉄塔含めて59.7mで、壁面にNHKの番組や番組・関連イベントの広告を表示するLEDモニターを搭載)が竣工。
- 8月29日 - 現放送会館が運用開始。現放送会館での最初の番組は6:55放送の『おはよう富山』(『NHKニュースおはよう日本』の富山県ローカルパート)。
- 2023年(令和5年)
- 4月1日 - 令和改革により、部制(放送部・営業推進部等)からセンター制に見直され、コンテンツセンター、経営管理企画センターへ再編された。
- 5月29日 - NHKプラスで地域向けのテレビ番組の見逃し配信が開始。
支局
- 高岡
- 魚津
お天気カメラ設置ポイント
- NHK富山放送局屋上
- 富山ステーションフロントCiC屋上
- 富山空港(ターミナルビル屋上)
- 呉羽山
- 滑川(滑川市民交流プラザ)
- 高岡(高岡商工ビル)
- 氷見
- 五箇山(南砺市相倉)
- 砺波(となみ夢の平スキー場) - 夏季設置・運用
- 砺波チューリップ公園 - となみチューリップフェア期間中に設置・運用
- 立山天狗平・室堂 - 季節運用
- 黒部ダム - 季節運用
- 岩瀬浜海水浴場 - 季節運用
- 八尾 - おわら風の盆期間中に設置・運用
主な制作番組
太字はNHKプラスの「ご当地プラス」において見逃し配信を実施している番組。
現在
- 総合テレビ
- おはよう富山(平日 6:55 - 7:00、7:45 - 8:00)
- 大型連休・お盆期間中などは「おはよう東海・北陸」を放送するため休止。
- 富山県内の気象情報(平日 11:57 - 12:00、お盆などは「東海・北陸の気象情報」を放送するため休止)
- ニュース(富山)(平日 12:15 - 12:20)
- 2024年度から土日・祝日の昼ローカルニュースは金沢局制作の「ニュース(北陸3県)」に移行。
- ニュース富山人(平日 18:10 - 19:00)
- ニュースとやま845(平日 20:45 - 21:00)
- 祝日は、20:55 - 21:00に「東海・北陸のニュース・気象情報」を5分間放送。
- 大型連休・お盆期間中などは「ニュース845 東海・北陸」を放送するため休止。
- UPっぷ富山 きとラボ(不定期金曜日 19:30 - 19:55、再放送:不定期土曜日 9:30 - 9:55または不定期日曜日 13:05 - 13:30)
- ニュースとやま(土日・祝日 18:45 - 18:59)
過去
- 総合テレビ
- ニュースワイドとやま
- モーニングワイドとやま
- くらしの富山→富山いきいき情報→とやまおしらせたまご
- CLIPS
- ゆうどきネットワーク富山
- とやま640→ニュースセンターとやま→イブニングネットワークとやま→とやまイブニングワイド→みんまいけ富山ワイド→とやま 夢・航海(2002年4月から2006年3月まで)→デジタル連峰→イブニングアクセス富山
- 越中とやまスペシャル
- ラジオ第1放送
- ラジオ富山人(金曜日 17:05 - 17:55)
- FM放送
- 今晩は富山です
- 総合テレビ・BSプレミアム
- 富山発スペシャルドラマ 港町相撲ボーイズ
- 2011年12月16日(総合テレビ、東海・北陸地方)ならびに2012年1月28日(BSプレミアム)に放送。
令和6年能登半島地震における対応
全国放送
- 2024年(令和6年)1月1日16時10分、令和6年能登半島地震発生。能登半島東部にあたる氷見市はじめ富山県西部で震度5強記録し、富山県日本海沿岸部に津波警報発生。その瞬間より、NHKの全てのチャンネル(BS系、NHKワールドも含む)で地震・津波警報情報の全波共通(九波全中とも言う)放送を開始。テレビ副音声(教育テレビを除く国内放送のテレビチャンネルとNHKワールド・プレミアム。アナログ・デジタルともモノラル二重音声)とラジオ第2放送は英語・韓国語・中国語・ポルトガル語・スペイン語を使って津波警報を断続的に放送。
- 1月2日1時15分、津波警報解除。
- 1月2日1時30分、全波共通放送終了し、一部を除き通常番組に復帰。
- 1月2日10時、津波注意報解除。
- 1月2日11時41分、BSが通常番組に復帰。
- 1月2日21時、総合テレビが通常番組に復帰。
県内放送
テレビ
- 月曜日 - 金曜日の18時台に放送している『ニュース富山人』を震災関連の情報を中心として編成した。
- 1月19日、緊急報道特番「“震度5強” 初めての衝撃 ~地震が富山に突きつけたもの~」(19:30 - 20:35)を放送。
ラジオ
- ラジオ第1放送では、能登半島地震の富山県内の被災地に関する生活情報を、1月16日から1月26日まで富山県のローカル番組で、概ね5時間おきに放送している(10:40 - 11:00、15:40 - 16:00の1日2回)。このため全国放送の番組が、一部時間帯において休止となっている。
独自編成を行っていた時間帯
富山県向けに独自編成を行っていた主な時間帯は以下の通り。富山県向けのニュース特番などに差し替えていた。
- 『中部ネイチャーシリーズ』(『UPっぷ富山 きとラボ』と『ホクロック!』代替)
- 「天空の水鏡 前編 〜福井 夜叉ヶ池〜」(1月19日・19:33 - 20:00)
- 「天空の水鏡 後編 ~北アルプス 仙人池〜」(1月26日・19:30 - 19:57)
- 富山県向けは、中部ネイチャーシリーズ「御嶽山~氷瀑(ばく)に魅せられて~ 前編」を代替放送。
アナウンサー・キャスター
- 氏名の後の*は、過去に富山局勤務経験があるアナウンサー。前任地が太字はその局が初任地。
マスコットキャラクター
局キャラクターは、きとっピ。 テーマソングは富山におるちゃ。
共同キャンペーン
2020年4月24日から、富山県内のテレビ・ラジオ局と共同で新型コロナウイルス対策のキャンペーンを展開した。共同出演者は以下のとおり(いずれも放送時点)。
- テレビ(4月 - 5月):梶原典明(富山局)・上野透(北日本放送)・西美香(チューリップテレビ)・吉村尚郎(富山テレビ放送)
- テレビ(5月 - ):石井智也(富山局)・網谷辰海(北日本放送)・日比あゆみ(チューリップテレビ)・矢野美沙(富山テレビ放送)
- ラジオ(行動編):梶原典明(富山局)・小林淳子(北日本放送)・今井隆信(富山エフエム放送)
- ラジオ(3密を避けよう編):梶原典明(富山局)・木下一哉(北日本放送)・堀池真緒(富山エフエム放送)
- ラジオ(手洗い編):梶原典明(富山局)・佐藤栄治(北日本放送)・堀池真緒(富山エフエム放送)
- ラジオ(相互理解編):石井智也(富山局)・陸田陽子(北日本放送)・堀池真緒(富山エフエム放送)
- ラジオ(油断禁物編):石井智也(富山局)・柳川明子(北日本放送)・今井隆信(富山エフエム放送)
脚注
注釈
出典
外部リンク
- NHK富山放送局
- NHKとやま (@nhk_toyama) - X(旧Twitter)
- ウィキメディア・コモンズには、NHK富山放送局に関するカテゴリがあります。




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