U.S. AS12は、アメリカ合衆国のギルバート・エクイップメント社が設計し大韓民国の大宇社が製造しているフルオート射撃可能なショットガン。
概要
アメリカの銃工だったマックスウェル・アッチソンが1970年代に設計したAA-12をベースとして、ギルバート・エクイップメント社のジョン・トレバーJr.が1980年代に再設計した軍用自動式ショットガンである。
ギルバート・エクイップメント社は本銃を生産するだけの設備を有していなかったことから、製造を韓国の大宇精密工業に委ねた。フルオートでの射撃が可能な非常に珍しいショットガンである。
1980年代にアメリカ軍ではCAW(Closed Assault Weapon)計画を立ち上げて一度興味を示したが、近距離の破壊力と制圧力ではショットガンの射程の短さと装弾数の少なさを補えないため、計画そのものが頓挫している。
特徴
毎分360発の発射速度でフルオート射撃が可能である。
デザインは一般的なショットガンと異なり、ボックスマガジンがグリップの前方に配置されている。マガジンは、10発のボックスマガジンと20発のドラムマガジンが使用できる。ただし、ガス圧作動方式を採用したため、ファクトリーアモと火薬の量が同一でない弾薬や、ケース長が長い弾薬は使用できない。一応発射する事はできるがスムーズな排莢が不可能となる。
しかし、ショットガンとしては重量が嵩み、大きく嵩張るために使い勝手が悪い。
登場作品
関連項目
- 大宇
- 散弾銃
- AA-12 - 同じく、フルオート射撃が可能な散弾銃。




