モン国民解放軍あるいはモン民族解放軍(ビルマ語: မွန်အမျိုးသား လွတ်မြောက်ရေး တပ်မတော်; モン語: ဒပ်ပၞာန်ဗၠးၜးကောန်ဂကူမန်; 略称 MNLA)はミャンマー(ビルマ)のモン人の反乱グループである 。新モン州党(NMSP)の軍事組織であり、1949年以来様々な呼称で政府軍と戦ってきている。NMSPは2015年10月15日に他の反乱グループおよびミャンマー政府との全国停戦協定(NCA)に署名した。

2016年9月、MNLAの戦闘員たちはタニンダーリ管区でカレン民族同盟(KNU)の軍事組織であるカレン民族解放軍(KNLA)の構成員たちと武力衝突し始めた。NMSPとKNUは双方とも戦闘の時点でNCAに署名済みの組織であった。2018年3月14日に両者の間で一時的な休戦に達した。

NMSPは2019年10月にモン州とカイン州の境界部でKNLAとの新たな武力衝突を開始した。

2021年クーデター後

2021年クーデター後も、NMSP/MNLAは対話路線を取って政府と和平交渉を続けており、モン州の各政党の統一組織であるモン統一党(MUP)・中央執行委員のバニャーアウンモー(Banyar Aung Moe)は、国家行政評議会(SAC)のメンバーにまでなった。しかしこの決定は多くの党員の反発を呼び、中央執行委員のメンバー21人を含む50人以上の党員がMUPを離党した。

一方、この状況に飽きたらない若者を中心にモン解放軍(Mon Liberation Army:MLA)、モン州防衛隊(Mon State Defence Force:MSDF)、モン州革命機構(Mon State Revolutionary Organization:MSRO)、そして国民防衛隊(PDF)などさまざまな武装組織が結成された。2024年2月14日には、NMSP/MNLAから離脱したメンバーが新モン州党・反軍事独裁(NMSP‐AD)を結成し、2025年3月の時点で約1,000人ほどの兵力を擁している。

またモン州では、モン州連邦評議会(Mon State Federal Council:MFSC)とにモン州協議評議会(Mon State Consultative Council :MSCC)という2つの抵抗政治組織も結成されている。MFSCはMUPと密接な関係があり州南部で活動しているのに対し、MSCCはモン族よりビルマ族が多い州北部で活動しており、2025年3月の時点で両者の間に同盟関係はない。

このように武装組織・政治組織が乱立しているのが最大の課題だったが、2025年1月20日、NMSP-AD、MLA、MSDF、MSRF(モン州革命隊, Mon State Revolutionary Force)を統合して、ラーマニャ・コラムが結成されることが発表された。

しかしMSRO以下多くのPDFがカレン民族解放軍(KNLA)の下で軍事訓練を受けていることから、モン州でKNLAの影響が増すことを懸念する声もある。

脚注


戦闘中の歴史的なモンゴル軍の馬に乗った武装した騎兵の古代騎兵隊が率いるモンゴル軍 プレミアム写真

モン国民解放軍 Wikiwand

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