浄音寺(じょういんじ)は、岐阜県岐阜市三輪にある浄土宗西山禅林寺派の寺院。山号は西谷山。本尊は阿弥陀如来。落語の祖と呼ばれる安楽庵策伝ゆかりの寺。
概要
文応元年(1260年)に西谷浄音によって開かれたと伝わる。後に寺勢が凋落するが、永正17年(1520年)祐慶上人により中興される。慶長元年(1596年)より策伝上人が17年に渡って住持を務める。策伝上人は後に京都誓願寺55世となり、醒睡笑を著して落語の祖と称された。策伝上人の命日の1月8日には落語会が開催されている。
本尊の阿弥陀如来は恵心僧都作と伝わり、脇侍の観音菩薩と勢至菩薩はそれぞれ湛慶、運慶によるものと伝わる。その他に千手観音像や、将軍地蔵、将軍毘沙門天などの諸像を祀る。
出典
参考文献
- 山県郡教育會 編『山県郡志』p173 1918年




