『ウルトラ怪獣散歩』(ウルトラかいじゅうさんぽ)は、2015年5月22日から2019年3月28日までフジテレビONEで放送されていたテレビ番組である。
概要
「新感覚お散歩バラエティ」と称し、等身大のウルトラ怪獣が全国各地の名所を訪ね歩く番組であり、タイトルロゴには「空想特撮散歩シリーズ」と銘打たれている。毎回、メフィラス星人がMCとして登場し、そのほかの怪獣や宇宙人から2体が怪獣ゲストとして登場する。
パイロット版として2014年8月2日に『ウルトラ怪獣散歩〜東京下町ぶらり作戦〜』が制作され、ロケ時にはハフィントンポスト(現:ハフポスト日本版)で取り上げられるなど、大きな話題となった。また、ロケを目撃した人たちによってSNSで拡散された結果、警視庁からは公式Twitterにて「職務質問したくなる」との発言もあったという。
メフィラス星人によるアバントークを経てオープニングが始まるが、これは昭和ウルトラシリーズのそれに倣った内容となっており、主題歌も原典(その回に出演する怪獣が登場したシリーズ)のものがそのまま用いられている。
番組内に登場する怪獣の声優にはお笑いコントユニットの東京03が起用され、メフィラス星人は角田晃広が、ゲストの2体は飯塚悟志と豊本明長が担当している。また、角田はエンディングテーマ「ウルトラ怪獣散歩のテーマ」も担当している。
レギュラー放送開始に先立ち、第1回と第2回を再編集してまとめた地上波特別版が2015年5月20日にフジテレビ(関東ローカル) で、同年7月6日に関西テレビ で、同年8月1日に富山テレビで、同年8月16日にテレビ西日本でそれぞれ放送された。
企画経緯
本番組はフジテレビONEでの『ウルトラマン』放送に際し、過去のコンテンツの放送だけでなく新しい価値の創造を目的に企画された。
登場するキャラクターは、ウルトラ怪獣の中でもしゃべることができる設定と見た目のインパクトを重視して選ばれている。パイロット版では『ウルトラマン』に登場した宇宙人のみであったが、レギュラー版ではその他の作品のキャラクターも登場する。
声を担当する東京03は、プロデューサーの門澤清太がCS局での東京03の単独ライブ放送も担当していたことから起用された。
神社仏閣では撮影許可が降りないことが多く、「ウルトラ怪獣散歩のテーマ」の歌詞でもネタにされている。ただし、途中からは撮影NGが番組の名物となっているので無理矢理に撮影NGにさせていることがある。
国宝である鳥取県三徳山投入堂では撮影許可は下りたが山道が険しく、着ぐるみで登るのは危険が伴うため、怪獣のソフトビニール人形にアテレコという形式を取り撮影した。
放送リスト
スタッフ
- 監督:増田真也
- チーフプロデューサー:門澤清太
- プロデューサー:足木淳一郎、古賀隆介、平山聡
- 助監督:徳光恵太、栗林唯文、渡辺拓真
- ロケ制作:坂井元徳、渡邊裕美、本田東子、中里美紀、森洋介
- 制作進行:岩松千尋
- 企画:米村宏、手塚久
- 企画監修:渋谷浩康、窪田正利
- 監修:小澤洋介
- 脚本監修:酒井健作
- 脚本:戸田倫彰、塚本翔太
- 撮影:平見進、二宮塁、髙田鐘太、植田和彦
- 音効:若林雄二
- 音声:大塚祐治
- 録音:阿部直子、松岡洋一、飯野和義
- 小道具:内藤佳奈子
- アクション:力丸佳大
- スーツアクター:外島孝一、矢崎大貴、新井宏幸、稲庭渉、福島弘之、根本史彦
- 編集:村岡剛、北野修央
- ナレーション:宮田浩徳
- 技術協力:ROGUE、オムニバスジャパン
- 制作協力:フジテレビジョン、NEXTEP
- 製作著作:円谷プロダクション、コンテンツリーグ
映像ソフト
2014年10月22日よりアニプレックスからDVDが発売されている。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- ウルトラ怪獣散歩 - フジテレビONE/TWO/NEXT(ワンツーネクスト)
- ウルトラ怪獣散歩放送直前インタビュー - ガジェット通信(2015年5月15日)
- ウルトラ怪獣散歩【公式】 (@kaijyusanpo) - X(旧Twitter)
- ウルトラ怪獣散歩Official YouTube Channel




