埼玉県庁(さいたまけんちょう)は、地方公共団体である埼玉県の行政機関。
概要
庁舎は、さいたま市浦和区高砂に置いている。当初、埼玉県庁は埼玉郡岩槻町(現在のさいたま市岩槻区)に置かれる予定であったが、県庁としての業務を行える建築物がなかったため、北足立郡浦和宿の旧浦和県庁舎が使われた。1876年(明治9年)に現在の埼玉県が成立し、1890年(明治23年)9月25日に勅令により浦和町が県庁所在地となった。
また、埼玉県庁の出先機関として、地域振興センターを県内の9つの地域に設けている。
歴史
- 1869年(明治2年)9月29日 - 浦和県が発足し、現在地に浦和県庁が置かれる。
- 1871年(明治4年)11月14日 - 埼玉県発足(埼玉郡・足立郡・葛飾郡)。翌月、旧浦和県庁舎に埼玉県庁を置く。
- 1876年(明治9年)8月21日 - 旧入間県の地域が旧埼玉県と合併し、現在の埼玉県が成立。
- 1890年(明治23年)9月25日 - 浦和町を県庁所在地とする勅令を公布。
- 1955年(昭和30年)10月 - 県庁本庁舎(現:第一庁舎)が全面完成。4期に分けて建築された。
- 1974年(昭和49年)3月 - 県庁第二庁舎が完成。
- 1983年(昭和58年) - 現在の県議会議事堂が完成。
- 1992年(平成4年)11月14日 - 埼玉県の愛称として「彩の国」を採用。
主な組織
ここでは、主要部局を記載し、下部組織については一部のみ記載する。右にある[表示]をクリックすると以下に一覧表示が展開される。
主な出先機関
- 地域振興センター:南部(川口市)、南西部(朝霞市)、東部(春日部市)、県央(上尾市)、川越比企(川越市)、西部(所沢市)、利根(行田市)、北部(熊谷市)、秩父(秩父市)
- 県営競技事務所(西武園競輪場・大宮競輪場の経営事務)
- 県税事務所:さいたま、川口、朝霞、川越、飯能、所沢、東松山、秩父、本庄、熊谷、行田、春日部、越谷、上尾
- 農林振興センター:さいたま、川越、東松山、秩父、本庄、大里、加須、春日部
- 県福祉事務所:東部(春日部市)、西部(坂戸市)、北部(本庄市)、秩父(秩父市)
- 保健所:川口、朝霞、春日部、草加、鴻巣、東松山、坂戸、狭山、加須、幸手、熊谷、本庄、秩父
- 県土整備事務所:さいたま、朝霞、川越、北本、飯能、東松山、秩父、本庄、熊谷、行田、越谷、杉戸
不祥事
職員による不祥事
- 2019年10月13日 - 県県民生活部長(59歳)が、10月13日、各地で被害を出した台風19号の災害対策本部会議に出席して退庁した後、東京都北区内で飲酒。帰宅しようと自転車に乗っていた際にバランスを崩し、王子警察署員に職務質問された。県に報告せず、同15~19日、災害対応に当たっていた県知事の代行としてオーストラリアを訪問した。王子警察署からの連絡で発覚し、県は10月21日付で男性部長を部長職から更迭した。
その他
ドキュメンタリー
- BS1スペシャル「ワクチン接種 自治体の叫び〜埼玉 対策チームの4か月〜」(2021年6月26日、NHK BS1)
脚注
注釈・出典
関連項目
- 埼玉県議会
- 埼玉県浦和競馬組合
- 埼玉県茶業研究所
- 埼玉県水産研究所
- 見沼三原則
- 東日本実業団対抗駅伝競走大会 - 埼玉県庁をスタート地点とする。
- コバトン - 埼玉県の県の鳥であるシラコバトをモチーフにした、埼玉県のマスコット。
関連人物等
- 能勢一幸 - クイズ王、県職員
- 川内優輝 - 陸上競技選手、元県職員(2018年度限りで退職)
- 中村太 - サッカー審判員(プロフェッショナルレフェリー)、元県職員(2021年度限りで退職)
外部リンク
- 埼玉県
![埼玉県庁 写真素材 [ 5723201 ] フォトライブラリー photolibrary](https://www.photolibrary.jp/mhd7/img631/450-20180908174602124095.jpg)


