旭前駅(あさひまええき)は、愛知県尾張旭市旭前町5丁目にある、名鉄瀬戸線の駅である。駅番号はST14。
歴史
旭前駅としての開業は、1942年(昭和17年)である。ただし、旭前駅に近接する場所に、瀬戸線開業時に設置されていた聾石駅(つんぼいしえき)が同時期に廃止されており、両駅の関係について、同一駅の改名移転とする資料も、聾石駅の廃止と旭前駅の新設とする資料もある。
年表
- 1905年(明治38年)4月2日 - 聾石駅開業。
- 1942年(昭和17年) - 聾石駅廃止。旭前駅開業。
- 1985年(昭和60年)4月19日 - 新駅舎完成。
- 2006年(平成18年)
- 8月31日 - 無人化。駅集中管理システム導入。
- 12月16日 - トランパス対応開始。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
- 2015年(平成27年)11月21日 - 町名地番変更に伴い、所在地が尾張旭市旭前町広久手から尾張旭市旭前町5丁目に変更される。
- 2017年(平成29年)11月 - 駅改良および北口駅舎新設工事着工。
- 2018年(平成30年)3月28日 - 改良工事完了、北口の供用を開始。
駅構造
相対式2面2線ホームの地上駅。無人駅であり、駅集中管理システムが導入されている。無人化後の管理は大曽根駅が担っているが、トラブル時には三郷駅より係員が来る仕組みとなっている。
駅舎・改札口は2番線(栄町方面)の南口と、1番線(尾張瀬戸方面、2018年(平成30年)3月設置)の北口が設置されている。北口は車椅子を利用している人などバリアフリーのための改札として利用される。北口設置後も駅構内に跨線橋が残っている。南口駅舎にはテナントスペースがあるがすべてシャッターは閉じている。トイレは駅構内にはなく、南口駅舎脇に公衆トイレが設置されている。
駅集中管理システム導入前は早朝・夜間の無人となる時間帯に駅を開放しており、降車客のきっぷは運転士が回収していた。
配線図
駅周辺
周辺は住宅地であるが、区画整理中のため空き地が目立つ。近年、南口に駅前ロータリーが整備されている。
- タチヤ 旭前店
- 愛知県立旭野高等学校
- 旭サナック本社
- 旭精機工業本社
- 中日信用金庫 尾張旭支店
- あいち銀行 尾張旭支店
- つんぼ石
- 瀬戸街道(愛知県道61号名古屋瀬戸線)
- 山手通り
- 城山街道
- 旭労災病院 - 病院へは隣の印場駅からでもアクセスできるが、当駅からの方が若干近い。徒歩30分弱。印場駅とは異なり、無料送迎バスは駅前に乗り入れない。
路線バス
駅北側の旭前駅北停留所と南口前ロータリー内の旭前駅停留所に停車する。
- 尾張旭市営バス「あさぴー号」:西ルート
利用状況
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は5,250人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中82位、瀬戸線(20駅)中10位であった。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は8,024人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中56位、瀬戸線(19駅)中9位であった。
- 「尾張旭市の統計」、「移動等円滑化取組報告書」によると、当駅の一日平均乗降人員は以下の通り推移している。
※ 1995年(平成7年)の印場駅開業により利用者が分散し、減少していた時期があったが、近年は若干回復傾向にある。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- ST 瀬戸線
- ■急行
- 通過
- ■準急・■普通
- 印場駅(ST13) - 旭前駅(ST14) - 尾張旭駅(ST15)
- ■急行
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 旭前駅 - 名古屋鉄道



