上野オークラ劇場(うえのオークラげきじょう)は、日本の映画館である。東京都台東区上野に所在。大蔵映画株式会社が運営。
概略
成人映画を製作するオーピー映画を有する大蔵映画直営の成人映画専門の映画館。「日本一のピンク映画館」とも呼ばれる。
1951年、同じ上野の台東区上野公園2丁目14番地に東映の封切館としてオープン。1962年には、日本製ピンク映画の第1号作品とされるヒット作『肉体の市場』を配給し、ピンク映画というジャンルを確立した。
2010年8月1日、旧劇場は59年の歴史に幕を下し閉館。同年8月4日、上野スタームービー跡地に新築。旧上野オークラ劇場及び上野地下特選劇場の機能を移転させ再オープン。
新館はバリアフリー設計となったが、成人映画館の入れ替えなしのオールナイト上映を貫くうえで、すべて水で洗い流し清潔に保つことを前提に設計したため、一般的なシネコンと異なり、床には絨毯を敷いていない。
支配人は斎藤豪計(ひでかず)。上映映画のポスター、チラシ制作。上映時のタイトルまでを手掛けている。
各館の特徴
- 上野オークラ劇場
- 141席
- プレミアムシアター 上野オークラ劇場2(オークラシアター2階)
- 47席
- 上野特選劇場(オークラシアター2階)
- 71席
ギャラリー
マスコットガール
新劇場のテコ入れの一環として新設。舞台挨拶などイベント時にMCを務める。映画出演女優有志によるボランティアである。
- 初代:星野ゆず(2012年‐2015年6月)
- 2代目:朝倉ことみ(2015年12月‐2017年3月)
- 3代目:月本愛(2017年6月‐2018年5月)
- 4代目:きみと歩実(2019年2月‐)
関連項目
- みうらじゅんのグレイト余生映画ショーin 日活ロマンポルノ ‐ 移転前の旧館がロケ地となっていた。
- オークラ ‐ 放送作家。当劇場がペンネームの由来。
脚注
外部リンク
- 上野オークラ劇場 公式ホームページ - 大蔵映画 公式サイト
- 上野オークラ劇場/上野特選劇場 (港町キネマ通り)
- 上野オークラ劇場 (@uenookura) - X(旧Twitter)




