ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(Breeders' Cup Juvenile)とは1984年に創設されたアメリカ競馬の祭典であるブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップで行われる2歳の牡馬・騸(せん)馬限定の競走である。
日本ではBCジュヴェナイル(ビーシージュヴェナイル)と簡略化される事が多い。
アメリカ競馬の翌年のクラシック競走を目指す登竜門の1競走で、アメリカの2歳馬にとって最も価値のあるレースである。またヨーロッパからの参戦馬もあり、過去に4頭が優勝を果たしている。
このレースの優勝馬から三冠競走の勝ち馬が出ることは大変少なく、有力馬や期待馬が狙わないケースがある。1994年のティンバーカントリーが最初にプリークネスステークスを勝ったが、以後2006年のストリートセンス、2016年のナイキストがケンタッキーダービーを、2020年のエッセンシャルクオリティがベルモントステークスを制したに留まっている。
歴史
- 1984年 創設。
- 1991年 フランス調教馬のArazi(アラジ)が欧州管理調教馬として初優勝。
- 1997年 1番人気Favorite Trick(フェイヴァリットトリック)が無敗の8連勝で優勝。
- 2001年 アイルランド調教馬のJohannesburg(ヨハネスブルグ)が優勝。
- 2004年 イギリス調教馬のWilko(ウィルコ)が優勝。
- 2009年 イギリス調教馬のVale of York(ヴェールオブヨーク)が優勝。
開催競馬場
歴代優勝馬
日本調教馬の成績
関連項目
- ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ
- ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフ
- ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(2008年新設)
- ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルスプリント(2011年新設、2013年廃止)
外部リンク
- Breeders' Cup - NTRA内のブリーダーズカップサイト
- ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル歴代勝ち馬–equibase



